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携帯ストラップの原型?根付について(後編)

前編の続きです。
根付は、着物を着用したときに
簡単に帯から小物を吊るすことができる、実用品でした。
銭や小間物を入れた巾着、薬品や印を入れた印籠、
矢立(携帯用筆記具)、袋に入れた食べ物など、
さまざまなものを帯から吊るし、携帯していたといわれます。
最初はシンプルなものが多かった根付ですが、
時代は江戸時代。
お洒落なもの、派手なものを好む裕福な人が増えてきたことで、
実用性とともに装飾性が高められ、根付は、
美しいお洒落小物という位置づけになりました。

シンプルだった根付は、象牙や黒檀・黄楊などの贅沢な素材で
作られるようになりました。
細かく繊細な彫刻の施されたものや、
蒔絵などの手の込んだ細工が施されたものも多くなり、
徐々に、美術品としてコレクションの対象となっていきました。
形状は、帯をいためないよう、丸く、彫刻も先端のないものが好まれましが、
帯の裏を通しやすいよう棒状となった根付もありました。
こうして、「ヒモの先にお洒落な小物をつけて、ぶら下げる」という
独特の文化が浸透し、今の日本に残っているようです。
携帯ストラップや、キーホルダーなどをブラブラさせたくなるのは、
その根付の伝統なのかもしれませんね。
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